【亀甲SS】亀甲実装七周年記念

成分表
刀✖️審神者要素あり
夢小説もどき
恋愛なし、短い

「ううう〜食欲がない……」
「どうしたの? 夏バテ?」
「そうかも」
 冷房を切るには蒸し暑くて、冷房をつけておくには寒すぎる。二十七度くらいに設定するとじめっとしてしまう……そんな湿度の高い部屋での作業は少しずつ私の体力を消費する形で行われていたらしい。執務の間に自覚してしまうほどには食欲がなくなってしまって、晩御飯が食べられるのか怪しいと思い始めた。
「お疲れだねぇ」
「そうだね、気がつかない間にすごく疲れていたのかも」
 そんな生産性のない会話だけど、しっかり話を聞いて相槌を打つ亀甲は大人しい優等生に見えた。
「あっそうだ、ならぼくと憂さ晴らし……じゃなかった、気分を変えに庭でも歩いてみたらどうかな。ぼくはご主人様の憂さ晴らしになるのも悪くはないけど」
 一瞬だけだったけど。
「そうだね、ひとりで散歩に行ってこようかな」
「待ってご主人様、ぼくは置いていくってこと!? それってほ、放置プレイってやつだよね、ご主人様!」
「いや、やっぱり亀甲も連れて行こうかな」
「えっえっ」
 放っておいて[[rb:草履 > ぞうり]]を履き、「良いなあ足蹴になれて」という言葉を無視した。

Atorium

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